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ミステリというなかれ 焼肉屋での数字の会話や5円10円の意味は?

ミステリというなかれ(ミステリと言う勿れ)の焼肉屋の話、広告でよく見かけるので、単行本を読み返しました!

 

数字で会話しているのが暗号になっていて、解読の仕方がすごく独特なんですよね。

ちなみに焼肉屋の話は、6巻のepisode9「デートならぬ遠出(トーデ)」でした。

 

この話、「ミステリというなかれ」では、めずらしく1話完結のストーリーです。

読み返したついでに、焼肉屋のストーリーに登場した数字での会話の暗号や、店員が出した5円10円の意味をまとめました✨

ちょっとネタバレも含むので、ご注意ください~!!

ミステリというなかれ 焼肉屋の話は何話?


ミステリと言う勿れ(6)田村 由美

冒頭でもお伝えしましたが、ミステリというなかれの焼肉屋のエピソードは、episode9「デートならぬ遠出(トーデ)」単行本6巻に収録されています。

 

焼肉の話は、整くんとライカさんが初詣に行って、その帰りに焼き肉屋に立ち寄る……というお話なんですが、これ、話の最初に整くんがストレートアイロンを通販で買って、サラツヤヘアーにしようとしてるんですよね。

 

「どんなクセ毛でもあっという間」ていう売り文句のストレートアイロンを通販で購入した整くん、使ったらほんとにストレートになってたので(すぐ戻ったけど)、あの髪型はアフロじゃなくて天パらしいです😂😂😂

ミステリというなかれ 焼肉屋での数字の会話・暗号の意味は?

焼肉の話で交わされたライカさんと整くんの数字の会話、一見暗号のようですが、ライカさんは初登場時(4巻)は数字で会話する謎の女性でした。

 

その後はふつうに話すようになりましたが、ライカさんの特殊な会話方法が焼肉屋のエピソードで、うまい具合に暗号の役割を果たしていますねー!

 

ライカさんの会話に出てくるのがなんの数字かというと、マルクス・アウレーリウス(神谷美恵子訳/岩波書店)「自省録」の文章を抜き出したものになります。


自省録/マルクス・アウレーリウス(訳:神谷美恵子)

 

焼肉のエピソードで登場した以下の数字、文章として解読するには上記の本が必要です(笑)

116-2-19・20・8

まずこちらの数字の読み方ですが、左の数字から「ページ数⇒行数⇒文字数」になります。

 

これに当てはめて考えると……

「116」は本のページ数。
「2」は116ページの2行目。
「19・20・8」は116ページ2行目の19文字め、20文字め、8文字めの順に読みます。

つまり、「116-2-19・20・8」は「見たか」という意味になります!

 

100-9-29~31

こちらも読み方は同じです。
100ページ9行目の29~31文字めを続けて読みます。

 

ライカさんは「自省録」の内容を丸暗記しているので、整くんは自省録を見ながら会話してます😂

自省録があると、より深く「ミステリと言う勿れ」を楽しめるかもしれませんね♪

ミステリというなかれ 焼肉屋の女の子が出した5円・10円の意味は?

整くんとライカさんがメニューを選んでいると、焼肉屋の女の子が小銭を落としてないですか、と5円と10円を二人に差し出します。

自分たちは落としていない、と答えた二人でしたが、この5円と10円の意味はしっかり察していたようです。

 

5円と10円は店員の女の子のSOS。

5円は「ご」、10円は「とお」という読みで、ご・とお⇒強盗がいる、というメッセージを伝えようとしていました。

 

ほかにもメニューの頭文字を取った暗号を駆使する店員さん、あの状況でめっちゃ頭が回るな、と感心してしまいました(笑)

ミステリというなかれ 焼肉屋のエピソードのネタバレ

初詣の帰り、ふいに目に留まった焼肉屋に入ろうとライカに誘われます。

お店に入ると、若い女の子の店員と父親らしき店員が二人。
店じまいを告げようとする父親に、「せっかくのお客さんだから」と整とライカの来店を歓迎してくれる女の子。

 

お冷を出す女の子の手はなぜか震えていて、妙に緊張感がある店内のおかしな雰囲気を察知したライカは、自省録を使った数字の会話で整に伝えます。

 

実は父親らしき男は指名手配中の強盗犯。

男は親子のふりをしてやり過ごそうとしますが、店員の女の子はメニューの頭文字の暗号や、5円・10円のメッセージで整とライカに必死で強盗がいることを伝えようとします。

 

でも結局、整とライカは焼肉を美味しくいただいて、会計を済ませてお店を出て行ってしまう……。

強盗がいるということが伝わらなかった、と愕然とする女の子でしたが、すぐにボールペンの忘れ物をした、と整たちがお店に戻ってきます。

 

何事もなく忘れ物を受け取って帰ろうとする整でしたが、ふいに強盗の男に「なぜドラマでは、追いかけている犯人に遠くから声をかけるんでしょうね」と問いかけます。

男がその問いかけの意味をわからずにいると、大勢の警官がお店の中に踏み込み、あっというまに強盗は逮捕!

もちろん、整とライカがお店を出たあとに通報していたのでした。

 

この話、店員の女の子の機転がとにかくすごいですよね。
わたしだったら、数字を言い合うなにかのゲームでもしてるのか?と思っちゃいますが、数字で会話をしてるってピンポイントに気づくのがすごい。

そしてメニューの頭文字で即席の暗号を作るのもすごい(笑)
麻雀の通しみたいな暗号でおもしろかったです(´艸`*)

 

ライカさんが突然「焼肉屋に入ろう」と言った理由も、たしかにそういうときって気になる!!と納得しちゃいました。

焼肉屋のエピソード、漫画で読むともっといろんなことが深く描かれていておもしろいので、ぜひ読んでみてください✨


ミステリと言う勿れ(6)田村 由美

ミステリというなかれ 焼肉屋での数字の会話・暗号の意味まとめ

ミステリと言う勿れの焼肉屋の話は、単行本6巻に収録のepisode9「デートならぬ遠出(トーデ)」です。

1話完結の話なので、6巻があれば解決まで読み切れます。

焼肉の話だけ読んでみたいなら、6巻をチェックしてみてください✨

 

焼肉の話に出てくる整くんとライカさんの数字の会話は、「自省録」という本がないと解読することができません(整くんも本を見ながら話してますw)

 

自省録のページ数、行数、文字数の言葉を抜き出して話すことで、暗号のような会話が成立してます!

ちなみに焼肉の話が特別というわけではなく、ライカさんは自省録を使った数字の会話を日常的におこなっているようです。

 

最近は数字の会話はほとんど見ないですが、設定だけになっちゃうと寂しいので、また数字会話を使ったエピソードも読みたいですね😆

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