寒い時期に重宝するニット素材の洋服ですが、洗濯に失敗して伸びてしまったことや縮んでしまったという経験ありませんか?せっかく買った洋服を捨ててしまうのも勿体ないですよね。
そんなニット素材の洋服トラブルを防ぐためニット素材が伸びる・縮む原因、元に戻す方法、伸縮しないための洗濯の仕方までご紹介します!
ニットの洗濯で伸びる・縮むのはなぜ?原因?
ニット素材が伸びたり縮んだりする原因は「水」と「洗い方」にあります。
ニット素材は水に弱く、普段のように洗濯機で洗うと水の中で他の洗濯物と擦られて、繊維に大きなダメージを与えてしまいます。
ニット素材は他の衣服に比べてデリケートなので、洗濯する前にタグの表示を見て洗濯可能か、可能であれば手洗いと洗濯機どちらが適しているかなどしっかり確認しましょう。
ニットの洗濯で伸びる・縮むのはなぜ?戻す方法はある?
洗濯に失敗してしまったニット素材の洋服も直す手段はあります。伸びた時と縮んだ時で用意するものも異なります。伸びた場合と縮んだ場合、それぞれ見てみましょう。
★伸びた時の戻し方
【用意するもの】
- スチームアイロン
- アイロン台
- アイロン台に伸びた洋服を置きます。
- 伸びた部分にスチームアイロンが直接触れないように気を付けながら蒸気をかけます。
- アイロンの熱に注意して、伸びとは逆方向に手で軽く引っ張り伸びをほぐしてやります。
- スチームアイロン→手でほぐすを何度か繰り返して伸びが戻ればOKです。
★縮んだ時の戻し方
【用意するもの】
- ヘアトリートメント(ジメチコンもしくはアモジメチコンが含まれているもの)
- 洗濯用桶
- バスタオル
- 洗濯用桶に30度くらいのぬるま湯を入れて、ヘアトリートメントのポンプを3回分押して桶の中で溶かします。
- 縮んだニット素材の洋服を洗濯用桶に入れて縮みを直すようにほぐします。
- すすいでトリートメントの滑りを落としたら、優しく絞って水気をとりバスタオルを敷いてその上にセーターを置いて乾かせばOKです。
ニットの洗濯で伸びる・縮むときの対処法は?
ニット素材の洋服の洗濯の失敗を防ぐための洗濯の仕方を見ていきましょう。
洗濯したいニット素材の洋服のタグを探して確認します。この時家庭での洗濯できないことを表示されている場合は、次の作業を行わないでください。
【用意するもの】
- おしゃれ着用洗剤
- 洗濯ネット
- 洗濯用桶(手洗いのみ)
ニット素材の洋服の洗濯をする時は洗剤にも気を付けなければいけません。この時使用するのは衣料用洗剤ではなく、おしゃれ着用洗剤です。
目立つ汚れがある時は、予めおしゃれ着用洗剤を汚れに馴染ませておきます。
★洋服のタグが洗濯機可能となっている場合
洗濯用のネットに洋服を畳んでから入れます。ネットに入った洋服を洗濯機に入れたらおしゃれ着用洗剤を入れます。洗濯のコースは洗濯機の種類によって違いますが、「おしゃれ着」や「弱水流」となっているものが好ましいです。
コースを選択したら洗濯開始といきたいところですが、ここで脱水に時間をかけないことが大切です。
脱水しすぎると洋服にダメージを与えるので、脱水時間を1分に変更しておきます。脱水時間を変更したら洗濯開始しましょう。脱水しきれない場合は、ネットの上から力を加えないように押して水気を出します。
★洋服のタグに手洗いのみ可能となっている場合
洗濯用桶にぬるま湯をとおしゃれ着用洗剤を入れます。ぬるま湯の適度は30度です。
この時洗濯用のネットの使用はどちらでも構いません。洗濯用桶に洋服を入れたら力を加えないように優しく押し洗いしていきましょう。
押し洗いができたら次はすすぎです。
いったん中のお湯を捨てたらまたお湯を入れます。優しく押してを繰り返して、洗剤が残らないようにます。すすぎ終わったら軽く絞り洗濯ネットに入れて洗濯機で1分間脱水しましょう。
ニットの洗濯で伸びる・縮むのはなぜ?原因と戻す方法は?まとめ
ニット素材の洋服を購入する際は、先にタグの表示をチェックすると安心して着られますね。伸縮して着られなくなってしまったニット素材の洋服がありましたら、記事に書いた戻し方を試してみてください。
気温の変化が激しく暖かい日が続いたと思えば急激に冷え込むこともあります。冷えは体に良くないので、寒い時はニット素材の洋服を活用するなどして暖かくしてお過ごしください(*^-^*)
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